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障害者雇用で新卒入社するには?自分に合った仕事探しの方法や就活のポイント

更新日:2023年03月31日

障害者が新卒で自分にぴったりの仕事を探すには、どのような方法があるのでしょうか。また、その方法には障害のない人との違いはあるのでしょうか。ここでは、障害者雇用を行っている企業にへのアプローチ方法を解説していきます。ここで解説する3つの方法を駆使して、自分にあった仕事をすることができる企業を見つけ、就職に結び付けましょう。 多くの人は学校を卒業して一般企業への就職を希望すると思います。障害者が新卒採用を希望する場合にも、やはり就職活動は欠かすことができないものです。 障害者の就職活動には、インターンシップへの参加、会社説明会への参加、就職エージェントの利用といった3つの方法があります。 この3つの就職活動について、以下に紹介していきます。

インターンシップへの参加

そもそも、インターンシップとはどのようなものなのでしょうか。インターンシップとは「学生が企業などで実習または研修的に就業体験を行う制度」のことを言います。インターンシップはお金を稼ぐことが目的ではありません。「その会社で働く」ということを体験することが目的となります。

 

インターンシップの種類と期間

インターンシップ制度には、大きく分けて2つの種類があります。その2つとは企業が用意したプログラムを受けるプロジェクト型と、現場に出て一般の社員の方と一緒に働く実践型です。

 

どちらも長期のものと短期のものがあり、短いもので1週間程度、長いものだと3か月以上にわたるものもあります。
インターンシップ制度では、報酬は発生しないか、支払われても少額であることがほとんどです。
中には、数年にわたり企業で働いて実務的なスキルを身に付けることができるインターンシップ制度も存在します。
この数年にわたるインターンシップは長期実践型インターンシップと呼ばれ、時給や日給、月給など、形態はさまざまですが賃金を得ることができます。

インターンシップ参加のメリット

インターンシップ制度を利用することで、その企業の内情や業界で必要な知識を身につけることができ、その仕事が自分が向いているかどうかや、今後学校で学ぶべき課題を見つけることが可能です。
近年では障害者採用をする場合にも、このインターンシップ制度を設ける企業が増えてきています。

 

障害者採用のインターンシップの場合には、前述した以外にもメリットがあります。
それは、その会社のバリアフリー環境がどの程度充実しているか、仕事内容はどの程度配慮してもらえるかなどの点を実際に経験することができるということです。

 

この障害者採用のためのインターンシップには、企業側にもメリットがあります。それは、企業側にも障害者について知ってもらう機会ができるという点です。

 

このような障害者採用のためのインターンシップ制度を利用することによって、採用後の企業と障害者の間の齟齬を少なくすることが可能になります。

 

障害者の皆さんが採用を希望する企業が障害者採用のためのインターンシップ制度を取り入れているならば、ぜひ参加してみることをお勧めします。
実際に企業の中で働くことで、企業の実情や仕事の内容を知り、自分にぴったりの仕事であるかどうかを判断することができるでしょう。

 

企業説明会に参加する

会社説明会とは、その名の通り企業側が自社の事業内容やその規模、沿革、事業の組織構造などの基本情報とともに各部署の業務内容などについて解説してくれる、新卒求職者にはありがたい機会の一つです。
複数の企業が一堂に会して説明会を行うことを「合同説明会」と呼び、一つの企業が自社のオフィスなどで開催する説明会を「単独会社説明会」と呼びます。

 

このような説明会は、企業説明会や就職セミナー、就職フォーラムと呼ばれることもありますが、内容的にはあまり変わりはありません。
しかし、説明選考会という名称の会であれば、同時に選考も行われます。

 

このような会社説明会には、障害者雇用を目的とした障害者向けのものもあります。
このような障害者向けの会社説明会の内容は、一般の会社説明会の内容以外に、障害者が働く上で会社がどのような配慮をしているか、障害者採用で働いている先輩社員の話などが追加されることがほとんどです。
このような追加された内容を聞くことで、会社側が障害にどの程度配慮をしてくれるか、実際の現場で障害者がどのような働き方をしているかを知ることができます。

 

一般の説明会では、なかなか聞くことができない障害者の待遇などを具体的に聞くことができる貴重な機会となるので、しっかりと会社側の話を聞いておきましょう。
そうすることで入社してからの会社側・障害者側の齟齬を防ぐことが可能になります。
障害者採用の会社説明会は、一般の会社説明会ほど頻繁に開催されているわけではありません。
しかし、会社説明会が開催されるピークの時期である12月から1月の間であれば、障害者向けの会社説明会も開催される回数が他の時期より多くなります。

 

また、障害者向けの会社説明会を行っていない企業でも、その会社に就職を希望する障害者から問い合わせをすると、個別に会社説明や面談をしてくれる場合もあります。
ですので、自分が就職したい会社が、障害者向けの会社説明会を行っていないから障害者の求人を望んでいないと決めつけるのではなく、一度障害者側から問い合わせをしてみることも重要です。

就職を支援する就活エージェントを利用する

就活支援エージェントとは、専門の就職コンサルタントが就職活動をトータルでサポートしてくれるサービスの事です。

「自己分析がうまくいかない」、「どのような会社が自分に向いているか分からない」といった就職初期の悩み、「面接の日程が重なってしまった」、「内定獲得後にどのような活動をすればいいのか分からない」といった就職活動がある程度進んだ場面での悩みなど、就職活動中にはさまざまな悩みが出てきます。

そのような場合に、就職コンサルタントが面談を行い、その悩みの解消に向けてアドバイスをしてくれるのです。
このような就活エージェントの利用は、就職活動をどのように進めればよいか分からないといった人に向いているサポートです。
このような就活エージェントの中には、障害者向けのものもあります。

 

障害者向けの就活エージェントは、障害者手帳を持っているか、または障害者手帳を申請中の人を対象にサービスを提供しています。
インターネット上から利用の申し込みが可能なエージェントも多く、簡単に登録を行うことが可能です。この時障害の程度や特性、配慮してほしい事柄を就活エージェント側に詳細かつ正確に伝えておくことで、就活コンサルタントとのその後のやり取りがスムーズに進むでしょう。

 

障害者向けの就職エージェントを利用するメリットは、その人の障害の種類や程度に合った会社を紹介してくれるという点です。その人の持つ障害を受け入れることができる会社を紹介してくれるので、採用後の齟齬が起こる可能性が非常に低くなります。

 

また、世の中には非公開にされている障害者求人もあります。そのような求人は理由が有って公開できないのですが、待遇が良いため公開してしまうと応募者が殺到するといったことが理由である場合もあるのです。

 

就職エージェントはそのような非公開の求人情報も紹介してくれるため、障害があってもより良い待遇で就職することも可能なケースがあります。

就職エージェントはどこを選べばいい?

近年では、障害者向けの就職エージェントの数が増えてきています。たくさんある障害者向け就職エージェントの中からどのエージェントを選べば、うまく就職に結びつくのでしょうか。
やはり規模が大きく、日本全国どの地域でも対応してもらえる就職エージェントを選ぶことが、就職への近道となります。
そこでお勧めするのが、アットジーピーという就活エージェントです。

アットジーピーは、障害者就職サポート実績が業界ナンバーワンの国内最大手就職エージェントです。
就職エージェントのみに公開される非公開求人も含め、求人情報は約2,000件にも及びます。
面談可能なオフィスは東京・大阪・名古屋にあり、大都市圏はほぼカバーされています。

就職エージェントは地方の障害者雇用に弱いという弱点がありますが、このアットジーピーはスカイプによる面談も行っているため、地方在住者でも通勤可能な企業を紹介してもらうことができます。
就職エージェントを利用する際には、まずアットジーピーへの登録をお勧めします。
アットジーピーを利用して、自分にぴったりの仕事を見つけましょう。

→アットジーピーを見てみる

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ライター:atGPLABO編集部(監修:戸田重央)

障害者専門の人材紹介として15年以上の経験とノウハウを活かし、障害者の雇用、就労をテーマとした情報発信活動を推進しています。 【監修者:戸田 重央プロフィール】 株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所所長。 企業の障害者雇用コンサルタント業務に携わった後、2015年より聴覚障害専門の就労移行支援事業所「いそひと」を開所、初代施設長に。 2018年より障がい者総合研究所所長に就任。新しい障害者雇用・就労の在り方について実践的な研究や情報発信に努めている。 その知見が認められ、国会の参考人招致、新聞へのコメント、最近ではNHKでオリパラ調査で取材を受ける。 聴覚障害関連で雑誌への寄稿、講演会への登壇も多数。

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