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就活スケジュールを立てて就活準備を万全なものにしよう

更新日:2021年11月12日

就活を行う際には、事前に準備をしておかないといけません。例えば、自己分析を行う、自分の就きたい業界の業界研究、また職種・企業研究、インターンシップに参加して学生の頃から企業勤めの経験を積んでおくという方法もあります。ですが、就活準備をいつ始めたらいいのかが分からない、といった悩みを抱えている方も多くいます。そこで今回、この記事では就活準備の手順について紹介します。

就活スケジュール

まず、内定までの基本的なスケジュールの流れを見ていきましょう。

 

大手転職情報サイト「マイナビ」では以下のような流れになっています。

 

1.インターンシップ

2.自己分析

3.業界研究

4.職種・企業研究

5.エントリー

6.企業説明会

7.ES・試験・面接

8.内々定

 

出展:マイナビ 就活スケジュール

 

では、ここに書いたそれぞれを行わなければいけない時期はどのようになっているのでしょうか。

 

一つ一、行わなければいけない時期について書いていきます。

 

【インターンシップ】

インターンシップとは、企業の就労体験(試しに働く)を行う機会のことです。

 

企業が学生の皆さんに就労の機会と場を提供し、そこに学生さんが参加して、会社で働くとはどういうことか、を学ぶことが出来る制度です。

 

基本は5日間、長い場合で1ヶ月、短い場合だと1日で終わるなど、企業によってインターンシップの期間は様々です。

 

そして、インターンシップが行われる時期は、

 

1.サマー

2.ウィンター

 

に分かれています。

 

・サマー

実施期間:6月~9月

 

・ウィンター

実施期間:10月~翌年2月

 

となっています。

 

【自己分析】

自己分析とはその名の通り自分自身の特性などを分析する作業のことです。

 

・どんな仕事をしたいのか

・どんな企業に入りたいのか

・どんな人間になりたいのか

・学生時代なにをしてきたのか

 

就職活動の面接などでは、企業側から様々なことを質問されます。そのため、自己分析が出来ていないと質問に対してスムーズに答えることが出来ません。

 

就職活動において面接官の質問になんでも答えられるように自分の特性などを分析しておく作業が自己分析です。

 

実施期間の目安:6月~翌年2月

 

【業界研究】

業界研究とは、自分が本当に望むべき業界を研究することです。

 

・どんな業界があるのか

・その業界にはどんな企業があるのか

 

など、情報を細分化していき、研究することです。

 

実施期間の目安:6月~翌年2月

 

【職種・企業研究】

業界研究が終わったら、その業界の職種・企業研究を行わなければなりません。

 

・年収や従業員数

・企業の特徴(福利厚生など)

・必要な資格

 

等、研究していくのが職種・企業研究です。

 

実施期間の目安:9月~翌年5月

 

【エントリー】

エントリーは自分の希望する企業に応募することです。

エントリーには2種類あります。

 

1.プレエントリー 希望する企業に対し情報を貰う状態にしておくこと。資料請求のような意味合いが強い

2.エントリー 実際に応募した状態になること。本エントリー

 

自分の希望する業界、企業へのプレエントリーを沢山行い、その中から本エントリーを行う企業を選ぶという形になります。

 

実施期間の目安:翌年3月~5月

 

【企業説明会】

企業説明会も、

 

1.合同説明会

2.個別説明会

 

が、あります。

 

ここでの企業説明会は個別説明会のことを指します。

 

合同説明会は定期的に、または不定期に行われるのに対して、個別説明会はプレエントリーに応募した企業からのお誘いとして呼ばれるケースが多いです。

 

個別説明会では、

 

・業界内での立ち位置

・自社の強み

・社員の生の声

・福利厚生などの待遇

・選考への参加方法

 

など、自社についての説明をじっくりと行ってもらえます。

 

もしあなたが本気で希望している企業があるのならば、その企業の個別説明会へは絶対に参加しておきましょう。

 

実施期間の目安:翌年3月~5月

 

【ES・試験・面接】

個別説明会が終わると、いよいよ選考過程に入ります。

 

選考が実施される日程は企業によって様々ですが、個別説明会の1、2週間後くらいを目安に考えておくと良いでしょう。

 

ES(エントリーシート)・試験・面接の流れとしては、

 

エントリーシートの提出

筆記試験

グループ面接

個人面接 複数回

内定

 

となるのが一般的です。

 

大体、エントリーシートを提出してから1、2ヶ月で内定が決まると言われています。

 

実施期間の目安:

・ES 翌年4月~5月

・試験・面接 翌年6月~9月

 

【内々定】

選考まで突破すれば入社への内定(内々定)を得ることが出来ます。

 

内定(本内定):10月1日以降に入社式内で確定を得ること

 

内々定:10月1日までに得る内定への内定

 

本内定は10月1日以降にしか出せないと決まりがあるので、就活を行っている学生を繋ぎ止めるために内々定という制度があると言われていますが、基本的には内定も内々定も同じ意味で使われます。

 

期間の目安:翌年7月~9月

就活準備で大切なポイント

就活準備で大切なポイントの画像

では、ここからは就活準備において大切なポイントを紹介していきます。

 

■自己分析

自己分析の一般的なやり方は生まれてから現在までを振り返り、様々なエピソードを書き出してみることです。

 

しかし、これだとエピソードを羅列するだけになってしまいかねません。

 

そこで推奨しているのが、「自分の出来事やエピソードを深掘りする」という方法です。

 

1.「頑張ったこと」「楽しかったこと」「大変だったこと」など1つのテーマを決める

 

2.上記で選んだ今までの人生の中で「頑張ったこと」「楽しかったこと」「大変だったこと」のどれかをさまざまなシーンで振り返り、挙げてみる

 

3.その中で、一つ一つを「なぜ?」と、どんどん掘り下げてみる。

 

このようにして一つ一つを掘り下げていくと、今まで漠然としか分かっていなかった価値観に気づくようになります。

 

■業界研究

業界研究のやり方は、まず業界全体を広く浅く把握します。そしてそこから業界内の事情を狭く深く調べていくのが業界研究を行う上でのコツです。

 

他にも、業界団体のホームページ、新聞・ニュース、書籍、業界研究セミナー・合同企業説明会などを活用すると良いでしょう。

 

■職種・企業研究

職種・企業研究のやり方は、まず企業や職種の特徴などを調べ、同業界での位置づけや他社との違いを見つけます。

 

そして自分の目指しているものと企業の志向とのマッチング具合を分析しましょう。

 

企業のホームページ、OB・OG訪問、会社説明会、書籍(業界地図など)を利用するとより分析の精度が高まります。

 

インターンシップについて

インターンシップについての画像

先程も書きましたが、インターンシップとは、企業の就労体験(試しに働く)を行う機会のことです。

 

インターンシップには是非、参加しておきましょう。

 

その理由としては、インターンシップを経験すると具体的な業務イメージややりたいことが明確になるからです。

 

また、インターンシップを経験した方が、企業によっては就活に有利になる場合があるからです。何故なら、仕事ぶりや顔を就活前に覚えてもらいやすいので。

 

■ゼネラルパートナーズのatGP(アットジーピー)からインターンを利用してみよう

就活を行っている学生さんの中には障害を抱えた方もいると思います。そういった方は一般のインターンシップではなく、ゼネラルパートナーズの運営する障害者専門の就職サービスatGPからインターンを利用してみましょう。

 

atGPを利用すれば、専任のキャリアアドバイザーが付いた状態で就活支援サービスを受けることが出来ます。

 

キャリアアドバイザーと二人三脚で就活が行えるので、一般の就活サイトからインターンへ応募するよりも障害者にとっては良いマッチングが期待出来ます。

 

是非、利用してみて下さい。

まとめ 就活は早めの対策が大事

冒頭で説明した全体のスケジュールに基づけば、

 

1.インターンシップ

2.自己分析

3.業界研究

4.職種・企業研究

 

までは年内に終わらせることが可能です。

 

年内までに職種・企業研究まで就活の準備を終わらせておけば、あとは余裕を持ってエントリーすることが出来ます。

 

スケジュール目安はあくまで「目安」なので、前倒し気味に始めても大丈夫です。むしろ、後々何が起こるか分からないので余裕を持つためにも前倒し気味に就活の準備を始めましょう。

 

余裕を持った就活を行うのが、一番の就活の攻略法なのかもしれません。

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ライター:atGPLABO編集部(監修:戸田重央)

障害者専門の人材紹介として15年以上の経験とノウハウを活かし、障害者の雇用、就労をテーマとした情報発信活動を推進しています。 【監修者:戸田 重央プロフィール】 株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所所長。 企業の障害者雇用コンサルタント業務に携わった後、2015年より聴覚障害専門の就労移行支援事業所「いそひと」を開所、初代施設長に。 2018年より障がい者総合研究所所長に就任。新しい障害者雇用・就労の在り方について実践的な研究や情報発信に努めている。 その知見が認められ、国会の参考人招致、新聞へのコメント、最近ではNHKでオリパラ調査で取材を受ける。 聴覚障害関連で雑誌への寄稿、講演会への登壇も多数。

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