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ASDの方に向いてる仕事や職業とは?働き方や仕事の選び方を解説

更新日:2019年02月13日

以前は知られていなかったASD(自閉症スペクトラム)。今ではメディアに取り上げられることも多くなってきました。ASD(自閉症スペクトラム)の方は仕事や人間関係などで悩みやストレスを抱えている方も多く、中には「仕事を続けられない…」という悩みを持つ方もいらっしゃいます。そこで、この記事では、ASD(自閉症スペクトラム)にあった仕事の仕方や選び方について説明します。

 

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ASD(自閉症スペクトラム障害)とは

ASD(自閉症スペクトラム)についての画像

まずASD(自閉症スペクトラム障害)を知らない方の為に、ASD(自閉症スペクトラム障害)について説明します。

 

ASDとは?アスペルガー症候群と自閉症の違い

ASD(自閉症スペクトラム障害)と一言でいってもその症状は様々ですが、大きくわけて2つ(アスペルガー症候群、自閉症)に分類されます。

 

この2つの違いについて見ていきましょう。

 

【アスペルガー症候群】

ASD(自閉症スペクトラム障害)のうち、知的な能力が正常範囲以上で、言語発達の遅れも無い方

 

【自閉症】

ASD(自閉症スペクトラム障害)のうち、言語発達に遅れがある方

参考:どんぐり発達クリニック ASD、自閉症・アスペルガー症候群

 

「自閉症」というと、家や自分の殻に引きこもっている人、という間違った知識を持っている方も多くいますが、それは違います。上記に書いたように発達障害であるASD(自閉症スペクトラム障害)の症状の一つです。

 

では次に、ASD(自閉症スペクトラム障害)の症状について見ていきましょう。

 

 ASD(自閉症スペクトラム障害)の症状

ASD(自閉症スペクトラム障害)の方は社会生活において必要な3つの能力

 

・社会性:他人と関係をつくる能力

・コミュニケーション力:会話を通して意思を伝える能力

・想像力:他人の心を想像する能力

 

に障害を抱えています。

 

例えば、

 

1.空気を読む・雰囲気を感じるといった、周囲の状況から必要な振る舞いを察することが苦手

2.相手が話をしているのに自分の話だけを一方的に話をしてしまう

3.建前や冗談が通じず、言葉どおりに受け取ってしまう

4.曖昧な表現や、相手の感情など目に見えない物を察することが苦手

 

といった、社会性の障害(1)コミュニケーションの障害(2、3)、想像性の障害(4)が挙げられます。

 

では、このような障害を抱えている場合にどの様な仕事を選ぶと良いのでしょうか?働き方は? そして周囲の人間はどう接したら良い?

それぞれの疑問に答えていきます。

ASD(自閉症スペクトラム)の長所・短所

ASD(自閉症スペクトラム)の方にあった仕事、働き方、周囲の接し方とはの画像

合う仕事を見つけるためには強みと弱みを理解することが必要です。

 

ASD(自閉症スペクトラム障害)の強み

・集中力が高い、持続できる

・几帳面さを備えている

・視覚情報に強い

 

ASDの短所(弱み)

・「もっと自分で考えて」や「真面目にやって」等の誤解を受ける

・暗黙の了解を推し量ることが苦手

・仕事に対し「協力的でない」と誤解を受ける

・自分に合った仕事や職場環境がわからない

・マルチタスクや割り込み業務が苦手

 

 

ASD(自閉症スペクトラム障害)に合った仕事

ASD(自閉症スペクトラム障害)に合った職業

上記の強みを活かすには、集中して正確に物事を遂行する対応が求められる次の様な業務が向いていると思われます。

 

・人事

・経理

・事務アシスタント

・エンジニア

・技術職など

 

仕事選びの際には参考にしてみて下さい。

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ASD(自閉症スペクトラム)の方が仕事で抱えやすい悩みと対策

ASDの方が仕事で抱えやすい悩みとしては以下のものがあります。

悩み①仕事のゴールイメージを描きづらい。仕事の依頼者のゴールイメージとズレやすい

悩み②暗黙の了解を推し量ることが苦手で、曖昧な表現がわからない

悩み③共同作業や分担をする場面で、自身がどう行動すると良いかを察することが苦手で、「協力的でない」と誤解を受ける

悩み④自分に合った仕事や職場環境がわからない

悩み⑤マルチタスクや割り込み業務への対応が苦手

 

下記では、それぞれの悩みにあった解決方法についてまとめます。

 

悩み①仕事のゴールイメージを描きづらいもしくは仕事の依頼者のゴールイメージとズレやすい

そのため、「もっと自分で考えて」や「真面目にやって」等と言われてしまい誤解を受けることがある。

 

【対策】

・自分が立てた仕事の計画と進捗状況を小まめに報告する

小まめな報告を通じ、仕事の依頼者のゴールイメージとズレが無いかを確認、ズレが生じている場合にはストレートに指摘してもらえるように相手に頼んでおく

 

暗黙の了解を推し量ることが苦手で、曖昧な表現がわからない

【対策】

・指示はわかりやすくストレートに伝えてもらえるように相手にあらかじめ伝えておく

 

共同作業や分担をする場面で、自身がどう行動すると良いかを察することが苦手で、「協力的でない」と誤解を受ける

 

【対策】

・その苦手さを周囲にあらかじめ共有し、具体的な指示を出してもらえる様に会社や上司に頼んでおく

・自ら積極的に指示をもらいにいくと更に対策となる。

 

自分に合った仕事や職場環境がわからない

【対策】

・自己分析等を行うだけではなく、実際に業務を行う等の体験から学びを得る

・体験だけでなく体験後に周囲からのフィードバックを得ると更に対策となる

 

マルチタスクや割り込み業務への対応が苦手

【対策】

・頭の中だけで処理せずにメモを取ると良い。

・頼まれた仕事について相手と認識の相違が無いかを確認するため、メモを取った内容を声に出して読み上げて相手に確認を取ると更に対策となる。

 

これらがポイントと解決方法になります。

 

ASD(自閉症スペクトラム障害)の方は上記ポイントで挙げた弱みの部分で仕事での失敗を繰り返し、自己肯定感が低くなっていることがあります。

 

仕事をするのが怖い、と思うようになる方もいます。

 

ですが、自分の弱みを理解し対策をすることで、ASD(自閉症スペクトラム障害)の方も充分に活躍ができます

 

この記事を参考に、仕事をして充実した生活を送ってくださいね。

 

ASDの方を採用した実績のある企業様も多数いらっしゃいますので、是非求人を見てみてくださいね。
→求人を探してみる。

 

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ライター:atGPジョブトレ

全国的にも珍しい障害特化型、ジョブ特化型就労移行支援事業所を運営しています。各障害に特化するからこそ効果のある就労支援プログラム、業種に特化するからこそ身につく実力。これまでに培ったノウハウから就職に役立つ選りすぐりの情報を日々発信して行きます。

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