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障害者求人の探し方!ハローワークや人材紹介サービスを上手に利用しよう

更新日:2023年03月31日

気になる会社や働いてみたいと思える企業が、障害者採用をしているのかどうか調べていくのは手間がかかりますよね。WEBサイトで応募していなくても、別なアプローチで採用活動を行っているケースも少なくありません。ここでは、障害者採用の求人情報の入手方法とその特徴、ちょっと意外なアプローチやヒントをご紹介。障害者求人にアンテナを張って、コレは!というチャンスを逃さないようにしましょう。

求人件数の多さが魅力「ハローワーク」

まずは、厚生労働省が設置する公的職業紹介所のハローワークについて。

 

何といっても、登録されている求人件数の多さが最大の魅力です。

 

2017年度の新規求職申込件数は、20万2143件で前年比5.4%の伸び率。注目したいのは、就職件数が9万7814件と10万人規模に迫っていて、新規求職申込件数とともに9年連続で上昇している点です。

 

ハローワークには障害者専門窓口のある施設もあり、障害について専門的な知識をもつ担当者が、仕事に関する情報を提供したり、就職に関する相談に応じてくれます。

専門窓口のある最寄りのハローワークを探してみて、就職活動について相談してみるとよいでしょう。

 

ハローワークインターネットで求人検索

ハローワークインターネットサービスで、インターネットで求人情報を検索することも可能です。

 

このサイトには、「障害者求人情報検索」という、障害者を対象とした求人だけを検索できるサービスもあります。

「一人で転職活動・就職活動を進めていくのが不安だなぁ・・」
障害者専門のエージェントでは、あなたにあった求人を紹介してくれたり、面接対策など二人三脚で転職活動を進めることができます。

 

障害のあるみなさまへ」のページには、ハローワーク障害者専門窓口の案内や、障害者を対象とした就職面接会について掲載。

 

障害者求人情報検索のしかた」のページには、スクリーンリーダーや音声ブラウザを使った、求人情報の検索のやり方が掲載されています。

 

ハローワークは、求人件数も就職件数も非常に多いので、この公的職業案内を利用しない手はありません。一方で、求人情報の内容については、必要最小限の情報が記載されているのみ、といったケースが少なくありません。自ら企業サイトの情報も並行してチェックするなど、雇用条件以外の企業情報や仕事内容について情報収集するのも大切です。

 

合同就職面接会の活用

ハローワークでは地域ごとにブロックを分けて、定期的に就職面接会を開催しています。

ブロックの管轄にある企業が数社~10数社ほど参加する小規模な面接会や、障害者を対象とした就職面接会もあるので、最寄りのハローワークのサイトや、都道府県の労働局のサイトをチェックしてみてください。

 

このような合同就職面接会を利用すれば、1日で複数の面接が効率的に受けられ、求人票ではわからなかった仕事内容や社風について、企業の担当者から直に話を聞くことができます。

小規模な面接会に参加して要領がつかめれば、面接への不安感も徐々に解消されるかもしれません。

 

東京都の場合、約260社の企業が参加する大規模な障害者就職面接会が、年に2回(通常2月と6月)東京体育館などで開催されています。

合同面接会で企業のブースをいくつか見て回ることで、今まで気に留めていなかった業種や業界に興味がわいたりと、自分の視野を広げる意味でも有効活用してみてはいかがでしょう。

企業の詳しい情報が得られる「求人サイト」

企業の詳しい情報が得られる「求人サイト」の画像

求人サイトの中には、大手求人サイトが障害者求人を特集するページを設けている場合や、障害者求人に特化した障害者専門の就職・転職サイトなどがあります。

 

いずれもハローワークの求人と比較すると、求人情報の量と質が圧倒的に高いことが特徴。

ハローワークに掲載されている情報はもとより、具体的な仕事内容、求める人物像、人事担当者からのコメントや社員のメッセージ、障害者用の設備の紹介などが掲載されています。

 

社内や社員の写真も載っているので、文字情報だけでなくビジュアルでも確認できるのが大きなメリットです。

求人票ではつかめない社風の説明など、会社の雰囲気が伝わるような内容に工夫されていて、自分が働く姿がイメージしやすくなっています。

 

求人サイトは、求人件数が多いところ、求人数は少ないが特定の分野や業界に強いサイト、シンプルで簡単な操作で応募できるサイトなど、その特徴も様々。

 

就労トレーニングやカウンセリング、スカウトサービス(企業側から応募の提案がもらえる機能)など、独自サービスに力を入れているサイトもあるので、自分の就職活動のスタイルに合ったところを根気よく探してみましょう。

 

求人サイトで、ハローワークで気になった案件を検索して、より深い情報を収集するのもオススメです。

 

atGPでは、障害ごとの雇用実績などの検索条件を変えて、求人を調べることができます。

例えば下記のような求人を探すことができるので、ぜひチェックしてみてください。

→「うつの方を採用した実績のある企業」の求人を探してみる

→在宅勤務の配慮がある求人を探してみる
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非公開求人とプロのサポートが特徴「人材紹介サービス」

民間の人材紹介会社が行う職業紹介「人材紹介サービス」では、専任のアドバイザーから就職・転職について様々なサポートが受けられます。

 

職業紹介、書類作成や面接のアシスト、労働条件の交渉から入社後のアフターフォローまで、プロフェッショナルなサポートが提供されます。

 

人材紹介サービスでは、企業サイトや求人サイトでは公開されていない「非公開求人」が多いのが最大の特徴です。

 

中堅・大手企業が特定の求人を広く公開してしまうと、数多くの応募に人事担当者が対応できない状況になってしまうことがあります。

 

そこで一般には求人を公開せず、人材紹介会社を通して企業の求める人物像にマッチングする人材を推薦してもらおうというわけです。

 

人材紹介の流れや非公開求人については、Media116のコチラの記事『そもそも「人材紹介」ってナニ?非公開求人の多さ、利用料無料の謎、専任キャリアアドバイザーとの関係…仕組みからウラ事情まで教えます!』で、わかりやすく解説してありますのでチェックしてみてくださいね。

 

人材紹介サービスにも、求人サイト同様、障害者を専門とした就労・転職支援を行っている会社があります。

障害者専門の人材紹介会社では、障害状況を詳しく把握したアドバイザーが仲介に立つことで、企業との仕事内容や業務負担など、入社後のミスマッチが防げることが大きなメリットです。

 

障害者専門の人材紹介会社については、コチラの記事『【障害者採用での転職】障がい者専門の人材紹介会社って一般の人材紹介会社と何が違うの?』をご参照ください。

 

人材紹介会社の利用は、効率的に就職・転職を進めたい、障害者採用を利用するのが初めてで不安、自分の適正・適職について第三者の意見を聞きながら確実な転職活動をしたい、と考えている方には非常に有効かと思います。

 

「atGP」は障害者専門の人材紹介サービスです。10年以上・15万人以上が利用しています。

→atGPエージェントを見てみる

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アンテナを張ろう!こんなところにも求人情報

企業の採用ページから直接応募

企業サイトの採用・人材募集ページに障害者採用の告知があれば、そこからエントリーすることももちろん可能です。

 

自社サイトで対応している場合と、エントリーボタンを押すと就職・転職サイトにリンクで飛ぶケースがあります。

 

日頃から、お気に入りの会社やサービスのサイトを閲覧する際に、ちょっと採用ページを覗いてみるのもいいですね。

 

募集は行っていても該当職種がない場合にも、思い切ってフォームに障害の状況と応募動機を記載してコンタクトを取ってみてもいいかもしません。

 

非公開求人となっている障害者採用が隠されている可能性もありますから。応募動機に惹かれるものがあれば、積極的な人材としてリストアップしてくれるかも。

 

大学の学生課やキャリアセンターの利用

新卒者の場合は、障害学生課などに新卒障害学生向けの求人情報があります。

 

まめに学生課に通って確認を怠らないようにしましょう。

 

新聞・チラシ・冊子もこまめにチェック

新聞に民間の職業紹介所が開催する面接会などの情報が掲載されていたり、折り込みチラシの求人で障害者採用の情報が出ることがあります。

 

お住まいの市区町村の広報紙に、市の職員の臨時採用や、地域の障害者採用求人が掲載されることも。
また、当事者団体や当事者支援団体の発行する冊子などの定期刊行物にも、広告として障害者採用求人が掲載されることがあります。

 

これ以外にも、自分の人脈やネットワークを活用するなど、求人情報の入手の方法は様々あることと思います。

 

常にアンテナを張って求人に積極的になっていることで、思わぬところからチャンスが降ってくることもあります。

 

焦らず、根気よく、自分が納得のいく求人情報を前向きに探してくださいね。

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ライター:atGPLABO編集部(監修:戸田重央)

障害者専門の人材紹介として15年以上の経験とノウハウを活かし、障害者の雇用、就労をテーマとした情報発信活動を推進しています。 【監修者:戸田 重央プロフィール】 株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所所長。 企業の障害者雇用コンサルタント業務に携わった後、2015年より聴覚障害専門の就労移行支援事業所「いそひと」を開所、初代施設長に。 2018年より障がい者総合研究所所長に就任。新しい障害者雇用・就労の在り方について実践的な研究や情報発信に努めている。 その知見が認められ、国会の参考人招致、新聞へのコメント、最近ではNHKでオリパラ調査で取材を受ける。 聴覚障害関連で雑誌への寄稿、講演会への登壇も多数。

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