障害者雇用でも副業はできる?障害のある方におすすめの副業について
更新日:2023年08月03日
障害のある方の中には、空き時間を利用して副業で稼ぎたいと思っている人もいるのではないでしょうか。そもそも障害者雇用で働いている人や就労移行支援を利用している人は、副業ができるのでしょうか。 本記事では障害のある方が副業する時の注意点や副業の選び方、障害のある方におすすめの副業について詳しく紹介します。
目次
障害者雇用でも副業はできる?
障害者雇用であっても一般雇用であっても、一般企業に勤めている場合には、副業が認められているかどうか確認しましょう。最近では副業を認める会社が増えていますが、禁止している会社もあります。
会社に内緒で副業したとしても、所得が増えると住民税が高くなるため、バレる可能性があります。副業の可否については、就業規則に定められているのが一般的なので確認しておきましょう。
就労移行支援を使用している方は、原則的に副業は認められていません。就労移行支援は、一般就労が困難な方を対象した福祉サービスです。どのような副業であっても、収入を得た時点で働いていると見なされるからです。
副業が認められるケースもありますが、最終的には自治体の判断となるため、居住地の自治体や通っている就労移行支援事業所に確認しましょう。
障害のある方の副業選びのポイント
副業が認められている場合でも、次の点を意識して副業を選ぶようにしましょう。
副業の目的と目標を明確にする
ほとんどの方は、収入を増やすことを目的に副業を始めると思いますが、もう少し詳しく目的や目標を決めておくことで、副業の種類が絞られます。例えば「スキルや経験を身につけたい」「自分が活躍できる場を広げたい」などです。
体調に負担を与えないかどうか
あくまでも本業があっての副業です。副業が忙しすぎて疲れたり、ストレスがたまって体調を崩して本業が出来なくなってしまっては本末転倒です。特に精神障害の方は、病気や薬の影響で疲れやすい傾向にあります。副業を選ぶ段階で、無理せずできるかを一番に考えましょう。
自分ができることを把握する
自分の知識やスキル、特性を考えてどのような副業ならできるか把握しましょう。また、1日のうちで副業に充てられる時間や1日に可能な作業量も把握しておきましょう。無理をすれば体調を崩す原因となります。
最初から頑張りすぎない
副業の種類にもよりますが、はじめは実績もノウハウもない状態で副業をスタートするため、得られる収入は多くありません。最初から、「副業で月に〇万円稼ぐ!」と高い目標を立てて意気込んでも、結果がついてこなければモチベーションが下がってしまうでしょう。最初は、副業を続けることが大切なので、無理をしない範囲で頑張ってみましょう。
障害のある方におすすめの副業
障害のある方におすすめの在宅でできる副業をいくつか紹介します。
ブログで収入を得る
ブログで収入を得る方法として一般的なのは、アフィリエイト報酬とアドセンス広告です。ブログに掲載した広告を読者がクリックしたり、商品やサービスを購入することで報酬が得られます。
ブログの開設から記事の執筆まで、自分のペースで進めることができますが、アクセス数を伸ばして報酬が得られるまでは、時間がかかり継続的に記事をアップし続ける必要があります。
Webライター
Webライターは、クライアントから依頼されてWebに掲載される記事を書く仕事です。文章を書くことが得意だったり好きな人におすすめです。一般的には、記事単価や文字単価で報酬が支払われ、作業時間ではなく書いた文章の量に比例して収入が得られます。
経験や知識がなくても書けるような案件は、文字単価1円以下のケースが多く、専門的な知識が必要となる記事では、文字単価は高めに設定されるのが一般的です。自宅で好きな時間に作業を進めることが出来ますが、約束の納期までに納品する必要があります。
データ入力・文字起こし
データ入力は、指定されたソフトやフォーマットに数字や文字を入力する仕事です。また、文字起こしは、インタビューや講演会などの音声を聞いて文字にする仕事です。パソコンを使えれば出来るものがほとんどですので、未経験でも始めやすいでしょう。
納期に間に合えば作業時間は自由なので、スキマ時間で作業するなど自分のペースで進めることができます。
イラストレーター
イラストを描くのが好きという方は、イラストの制作を副業にする方法もあります。イラストで収入を得るには、大きく分けて「イラスト販売」「依頼を受けてイラストを描く」の2つの方法があります。
副業初心者におすすめなのはイラスト販売です。自分で描いたイラストを、「LINEクリエイターズスタンプ」などの販売サイトで販売します。納期の心配がないので自分のペースで進められます。自分がこれまで描いた作品をまとめたポートフォリオを作ると、企業や個人からの依頼を受けやすくなります。
デザイナー
デザイナーはさまざまなもののデザインに関わる仕事です。デザインをする対象によって、グラフィックデザイナー、WEBデザイナー、ゲームデザイナー、ファッションデザイナー、インテリアデザイナーなどたくさんの種類があって、それぞれ求められるスキルや知識が異なります。
経験を積んでフリーランスとして活躍する人も少なくないため、将来的に安定した働き方を実現できる可能性があります。
どの種類のデザイナーの仕事でも、「Photoshop」や「Illustrator」といったデザインソフトのスキルが欠かせません。未経験の場合には、まずスキルを習得することから始める必要があります。
障害のある方は、ITやデザインについて学べる就労移行支援事業所やオンラインで学べるスクールを利用して、スキルや知識を身につけるのがおすすめです。
→デザインが学べる就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」を見てみる
エンジニア・プログラマー
IT業界は人材不足が深刻で、アウトソーシングで外部の人材に作業を依頼する企業が多くあります。そのため、IT関連の仕事に興味がある方や好きな方には、エンジニアやプログラマーの副業がおすすめです。
デザイナーと同様に、将来的にはフリーランスとして安定した収入を得られる可能性があります。
未経験から始める場合には、まずスキルや知識を基礎から学ぶ必要があります。障害のある方は、コードやプログラムについて学べる就労移行支援事業所やオンラインで学べるスクールを利用して、スキルや知識を身につけるのがおすすめです。
→プログラミングが学べる就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」を見てみる
障害者の方がスキルを身に着けるなら「ジョブトレIT・Web」
障害者の転職サービスで業界ナンバーワンの「atGP(アットジーピー)」が運営する「ジョブトレIT・Web」は、障害のある方のためのIT・Web専門就労移行支援サービスです。
未経験からでもWebデザインやプログラミングの専門スキルが身につきます。教室には現役でWebデザイナーやITエンジニアとして活躍している講師が常駐しているので、わからないことがあればその場で聞くことができます。
実際の作業を想定したサイト制作など、オリジナル課題に個人やグループで取り組んでいくため、即戦力として活躍できる実践的なスキルが身につきます。また、障害や症状への対処法やビジネススキルも学べるため、安定して働くことを目指せます。