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就活にパソコンスキルは必要?パソコンスキルの重要性と求められるレベルの目安

更新日:2022年08月04日

求人の応募条件に、「基本的なパソコンスキル」と記載されているのを見かけることがよくあります。基本的なパソコンスキルとは具体的にどのようなスキルなのでしょうか。本記事では、パソコンスキルの重要性や基本的なスキルの目安、パソコンスキルの身につけ方などを紹介します。

パソコンスキルとは

応募する企業や職種によって、求められるパソコンスキルのレベルは異なりますが、基準となるのは、Microsoftの「Word」や「Excel」「PowerPoint」などのビジネスソフトの基本操作と知識、Eメールの作成と送受信、CCとBBCの使い分け、ファイルの添付、フォルダ管理、拡張子の理解、ファイルの圧縮・解凍、セキュリティの知識、タイピングの早さなどです。その求人内容の業務が、スムーズに行えるパソコンスキルが求められます。

 

基本的なパソコンスキルの目安

面接でパソコンスキルについて質問された時には、使用経験のあるソフトや具体的にできる操作について説明することが大切です。

前述の通り、企業や職種によって必要なパソコンスキルは異なりますが、一般的によく使われる「Word」や「Excel」「PowerPoint」といったソフトについては、基本的な操作ができることを条件としている企業が多くあります。ここではソフト別に、基本的なスキルの目安を紹介します。

 

Word

Wordで重視されるのは、文書の見やすさとわかりやすさです。また、文字入力ではタイピングの早さと正確さも必要です。

 

初級 文字入力、文字の装飾(フォント、太字、色、囲み線、斜にする、左・中央・右揃えなど)、文書の作成、文書の保存・上書き保存、均等割り付け、書式設定、印刷(用紙サイズ、余白、ページ設定など)
中級 グラフの作成、図形・写真の挿入(サイズ変更、移動、削除)

Excel

Excelで必要とされる基本的なスキルは、表やグラフの作成ができることと、SUM関数やAVERAGE関数を使えることです。またWord同様に見やすいように設定できるかも求められます。

 

初級 表の作成、データ入力、コピー&ペースト、四則演算、SUM関数やAVERAGE関数など基本的な関数、書式設定、印刷設定、画像や図形の挿入、装飾、ヘッダーやフッターの調節、ファイルの保存・上書き保存
中級 グラフの作成、図形の描画、シート操作(表示固定、セル結合、データの並べ替え、フィルタなど)、関数(if、count、round、vlookupなど)

 

PowerPoint

PowerPointは、プレゼンテーションや資料の作成に使われます。イラストや図、表の挿入、文字入力、文字のサイズ変更や画像の簡単な加工も必須のスキルです。

 

初級 簡単なスライドの作成、文字入力、文字の大きさの変更や装飾、イラストや図の挿入
中級 テンプレートを利用したスライドの作成、スライドにWordやExcelのデータを統合、アニメーションやサウンドの挿入

 

その他(メールソフト)

Eメールの送受信にも、ビジネスでは一定のスキルが求められます。社会人にふさわしい敬語やマナーに配慮したメール文の作成や下記のような基本的な操作です。

 

・メールソフトの基本操作(メール作成、TO・CC・BCCの使い分けなど)

・添付ファイルの容量や形式

・添付ファイルの圧縮・解凍

・ウイルス感染のチェック

パソコンスキルの重要性

インターネットやITの普及によって、ほとんどの企業では日常的な業務にパソコンを使用しています。昔は手書きで行っていた事務処理や書類作成などの業務も、現在ではパソコンのソフトウェアを利用するのが一般的となりました。なかにはパソコンを使用しないと行えない業務も少なくありません。

 

基本的なパソコンスキルがあることを応募条件としている求人もありますが、現代では職種や業種を問わず、幅広くパソコンが使われています。応募条件となっていない求人でもパソコンを使用することがほとんどで、パソコンスキルは社会人として必須のスキルと言ってもいいでしょう。

 

新型コロナウイルス感染症の流行によるリモートワークの普及や、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進によって、今後ますます企業の業務はますますデジタル化が進むと予想されます。そのため、今まで以上にパソコンスキルが必要となります。

パソコンスキルに自信がない場合

パソコンスキルに自信がない場合には、「本を買って学習する」「インターネットで学習する」「パソコン教室に通う」などしてスキルアップに取り組みましょう。本やインターネットで独学で学ぶ際には、基本から順番に勉強することが大切です。書類選考や面接でパソコンスキルについて質問された時には、勉強中であることを伝えるとやる気をアピールできます。

 

これまで基本的に必要とされるパソコンスキルについて説明してきましたが、業種や職種によって求められるスキルは異なります。就職活動でパソコンスキルをアピールするにはパソコン関連の資格を取得するのもおすすめです。主な資格をご紹介します。

 

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

多くの会社で使用されるマイクロソフトの「Word」「Exce」「PowerPoint」などのオフィスソフトのスキルを認定する資格制度です。パソコンの資格の中でも、認知度が最も高く、一定のパソコンスキルがあることを証明できます。

 

日商PC検定

マイクロソフトのオフィス製品を使って、ビジネス文書や資料を作成する能力を判定する検定です。日商PC検定は、企業の社内研修でよく使われているため、企業からの信頼度が高く就職活動で有利になるケースもあります。

 

VBAエキスパート

VBAとは、「Excel」「Access」などマイクロソフトオフィスのマクロの作成に用いられるプログラミング言語ですVBAを利用したプログラムによって、処理の自動化などオフィスにおけるアプリケーション機能を拡張できます。VBAエキスパートの資格を取得すれば、VBAやマクロのスキルがあることを証明できます。

 

ITパスポート

ITパスポートは、情報処理技術者に関する国家試験で、ITの基礎知識を身につけていることを証明する資格です。具体的には、AIやIoT、ビッグデータといった新しいIT技術に関する知識や手法に関する知識が問われます。経営管理やマネジメントの知識なども身につくので、取得すると就職や転職で有利になる可能性があります。

まとめ

求人の応募条件に記載された「基本的なパソコンスキル」は、業種や職種によって求められる内容やレベルが異なります。応募する業務内容と合わせて確認するようにしましょう。応募条件にパソコンスキルが記載されていない求人でも、どの職種の業務においてもパソコンを使用することがほとんどです。

 

パソコンスキルに自信がない場合には、自分のレベルを把握したうえで基礎からスキルアップを進めていくことが大切です。また、パソコンスキルを身につけるには、パソコンに関する資格所得を目指すのがよいでしょう。資格があれば書類選考や面接でパソコンスキルをアピールできます。

atGPエージェント

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ライター:atGPLABO編集部(監修:戸田重央)

障害者専門の人材紹介として15年以上の経験とノウハウを活かし、障害者の雇用、就労をテーマとした情報発信活動を推進しています。 【監修者:戸田 重央プロフィール】 株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所所長。 企業の障害者雇用コンサルタント業務に携わった後、2015年より聴覚障害専門の就労移行支援事業所「いそひと」を開所、初代施設長に。 2018年より障がい者総合研究所所長に就任。新しい障害者雇用・就労の在り方について実践的な研究や情報発信に努めている。 その知見が認められ、国会の参考人招致、新聞へのコメント、最近ではNHKでオリパラ調査で取材を受ける。 聴覚障害関連で雑誌への寄稿、講演会への登壇も多数。

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